色々な漫才やコントネタを持っているサンドウィッチマン。
冨澤さんがボケで、伊達さんがツッコむというパターンが多いですが、実は、伊達さんがボケるパターンのネタもあるのです。
そしてそれがまた面白い。
普段のテレビ番組などでは見られない、一風変わった伊達さんが見られます。
1 伊達さん、演歌歌手「萬みきお」になる。 コント名:演歌の男
歌手の冨澤さんがベンチでたそがれている時に、突然、演歌歌手「萬みきお」が現れるところから始まるコントです。
「萬みきお」という名前を聞くだけでもう笑ってしまいます。
現実にいる、あの有名な演歌歌手「千昌夫」さんの弟子をやっていたそうなのです。
「萬みきお」って、絶対千昌夫さんに寄せた名前ですよね。
音の響きがほぼ同じです。
先輩を慕って、そういう名前になったのでしょうか。分かりません。
それにしても、伊達さんって歌も上手なのですね。とても良い声です。
ふざけた内容の歌詞のものを大真面目に真剣に歌っているのが可笑しくて笑ってしまいます。
そして、途中なぜかちょいちょい藤岡弘、さんのものまねが入ります。
あと、松山千春さんのものまねも。
伊達さん、芸達者ですね。
個人的に、このコントの中でのお気に入りフレーズは、「すごく耳に残りました」という言葉です。
初めて萬みきおさんの歌を聴き終えた時に、感想を求められた冨澤さんが言い放った言葉です。
耳に残りましたって・・・。良い意味とも受け取れるし、悪い意味にも受け取れる。
絶妙なグレーゾーンを攻めているこの言葉。最高です。
お客さんもかなり笑ってますね。
別に「歌ってください」と求められた訳でもないのに、また勝手に歌い始める萬みきおさん。どんだけ歌いたいんだよ。
だんだん盛り上がって、どんどんお調子者になっていく萬みきおさん。とっても面白いです。どんどんふざけ倒しちゃっています。
こんなコントライブ、お客さんとの一体感もあり、絶対に楽しいですよね。
こんなに盛り上がるんですから、予定よりも時間がおしてライブ終了時間がずれてしまうのも頷けます。
2 伊達さん、芸能人「哀川頂」になる。 コント名:哀川頂
伊達さんが、「哀川頂」さんいう芸能人を演じています。
そうです、あの、現実にいる「哀川翔」さんにすごく似た人物です。
CM撮影終わりに、結婚式で流すお祝いコメントをマネージャーから求められるというコントです。
これから着替えようとしていたタイミングだったので、上半身裸の状態で撮られちゃってます。
しかも、何の接点もない人に対しての結婚祝福を求められてます。
そんなマネージャーの無茶振りに対して、ブツブツ言いながらも対応する哀川頂さん。
優しくて愛らしいです。
私だったら、全く知らない人への結婚お祝いコメント求められても絶対に対応しない自信があります。
まあそんな場面に遭遇することもないんですけど。
実際に、こんな無茶振りをしてくるマネージャー、いないですよね。
いたら、一緒にいると頭おかしくなりそうです。
とにかく要望に応えてあげようとする哀川頂さんの優しさは、感動するレベルです。
コント中、「タッキナルディ」という言葉を連呼しているので、タッキナルディがどんな人なのか等色々想像してしまい、もうコントが終わった頃には、自分なりのタッキナルディ像が出来上がっています。
それだけ、タッキナルディに取り憑かれてしまいます。気になって仕方がない。
何なんだ、この面白ワードは。ただの人の名前のはずなのに、取り憑かれるわ笑いが込み上げてくるわ。
このコントも必見です。